モーツァルト 交響曲第三八番二長調K五〇四《プラハ》 2
「交響曲第三八番二長調」はプラハで、
一七八七年の1月19日、
モーツァルト自身の指揮によって初演された。
この曲には《プラハ》という愛称がつけられているが、
それは、「交響曲第三六番《リンツ》」の場合と同じく、
たんにプラハで初演されているからで、標題的な意味はなにもない。
ドイツでは、この交響曲のことを《メヌエットなし》と呼んでいるが、
この《メヌエットなし》というのは、ふつうの交響曲の構成とは異なり、
第三楽章のメヌエットがなく、
三つの楽章からできているからである。