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2010年10月 アーカイブ

天安門事件後の中国 6

「李鵬首相は悪運が強い。


老天爺(お天道さま)まで加勢している」。


・・・こんなつぶやきを最近よく聞くようになりました。


不人気の李鵬政権が長く続くはずがない、西側の「経済制裁」で李鵬政権は苦境に追い込まれるだろう・・・。


天安門事件の直後、国外の論調の多くはこうでした。


次いで起きたソ連の激変と東欧社会主義政権の崩壊。


「次は中国の番だ・・・」


世界の多くがそう考えました。


しかし、いまのところその兆しはありません。


1991年4月9日、全国人人民代表大会(全人代)がすべての審議を予定どおり終え、閉幕した直後、李鵬首相は、人民大会堂3階大庁での内外記者会見に臨みました。


中国首相が外国記者団の質問を直接受けるのは、外遊出発時の空港会見を除いて、毎年、これ1回だけです。


これをCCTV(中国中央電視台)が、生中継で全国に放送しています。

天安門事件後の中国 7

「中国記者は、自分の所属の社名の宣伝のための質問だけですよ」(中国の新聞記者)


・・・とはいうものの、外国プレスは手ぐすねひいて待ちかまえています。


李鵬首相にとっては、年1回の真剣勝負の舞台です。


この記者会見で、次のような質問が飛びました。


「3月20日付の『人昏報』海外版に李鵬首相の下馬を求める字句を含んだ詩が掲載されたが、どう受け止めるか」。


李鵬首相は「これは小事、提起するに値しない」と答え、ややうつむいた後


「中国はこれほど大きく人ロも多い。


何人かが党と政府に反対したからといって驚くにあたらない。


いましがた閉幕した全人代は、私の報告を圧倒的多数で採択した。


これが、中国の民意を代表している」・・・と軽く受け流したものです。


テレビを見ていた一般市民は、李鵬首相の余裕に驚いたといいます。


実は、この記者会見の3日前、李鵬首相に単独インタビューを行っていた日本人がいます。

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