教育を考える 2
頭脳教育ばかりでなく体験を通しての全人教育が基本です。
すべての動物が、この世に生まれ出てから本能的ともいえるような成長プロセスによって大きくなるのと同じように、人間もまたその本性・本能次元までおりて、自然環境と人聞、生物社会の掟について身体を通して、まず徹底的に体得させることが大切です。
このような体得教育システムを基本とし、さらに脳細胞の発達に対応して、全人教育からしだいに、頭脳教育へと比重を高める総合教育システムが必要です。
そのためにも、すべての子供たちがそれぞれ、住んでいるところの近くで、あるいはまわりの共同の公園で、残されたその土地固有の自然の森から草原に至るまで、多様な自然環境、多彩な生物社会の実態に具体的にふれることのできるような今後の町づくり、県土づくり、国土計画が基本になります。
具体的にいうと、緊急で最低限の条件として、雑草園からさらに低木林、その土地固有のふるさとの森に象徴されるような樹林がすべての町や村や県土に、あらゆる地域に必要です。
どんな大都市や産業立地の中に生まれ出た子供でも、両親や家族、さらに先生たちによって、四季を通して、それぞれの足もとの自然・生物社会の共存者にたえず接しうるような国づくり、県土づくりが要請されています。