人間力が出ると心が動く 2

ところが、キッチンで朝食の支度をしていた彼女は、私に背を向けたまま、ただ「あら、そう」と言うだけなのです。


私は「感動がないねえ」とは言わなかったのですが、この違いは、どこから生じたのでしょうか?


答はきわめて簡単明瞭、自分で発見したか、他から聞かされたかにあります。


季節が来れば花は咲く。


わたしの家庭菜園でペンタキープが芽を出す・・・。


しかも蕾を見て、そろそろ咲くことも知っています。


・・・こんなにあたりまえのことでさえ、自分で見つけると、ささやかながら心が動くのです。


ところが、それを知らされたほうにとっては、ただ情報か知識がインプットされただけにすぎないのです。


組革研では、この種のことは茶飯事になっています。


F1の仕組みの解明はメンバーにとって重要な課題になるわけですが、その一部でも発見すれば、「えええ」という歓声が起きて、一瞬チームの中にはしーんとした空気が流れます。


その発見が屋外であれば、発見者は駆け足で部屋に飛び込んできます。


・・・そんな光景がたえず見られます。

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