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2011年12月 アーカイブ

東アジア世界と日本の国際感覚 3

確かに日本も電気通信、郵便などの国際事業の必要性を認め、これらに参加しました。


・・・しかし、それはあくまでも現実的な必要性という判断によるものであって、欧州国際社会における国際機構発達の長い試行錯誤の意義を十分に踏まえた上でのものではありませんでした。


これから見ますように、日本は国際連盟、国際連合への参加に際して、国際機構の存在理由とその問題について考える客観的機会を得るわけです。


しかし日本は、前者に際しては戦勝国として自らの取り分のことだけしか考える気持ちを持たなかったし、後者に際しては大国・アメリカの後をついて歩くことだけしか念頭になかったのです。


こうして日本は今日に至るまで、国際関係が対等平等な国家関係ということを基本原理とすること・・・


そして、国際機構の存在理由はそういう国家関係を前提として、その相互関係を規律する必要から生まれたものであることを正確に理解することのないままに来てしまいました。


第一次世界大戦から第二次世界大戦の間の期間を戦間期と呼ぶことがあります。


・・・この期間の国際機構の代表的存在は、もちろん国際連盟(以下、「連盟」と略します)です。

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